概要
ワークロードを作成する場合は、通常、イメージを使用して、インスタンス内のコンテナが実行するプロセスを指定します。デフォルトでは、イメージはデフォルトのコマンドを実行します。特定のコマンドを実行する必要がある場合、またはイメージのデフォルト値をオーバーライドする必要がある場合は、次の3つの設定を使用してください:
ワークディレクトリ(workingDir):現在のワークディレクトリを指定します。
実行コマンド(command):イメージが実行する実際のコマンドをコントロールします。
コマンドパラメータ(args):実行コマンドに渡されるパラメータです。
ワークディレクトリの説明
WorkingDirは、現在のワークディレクトリを指定します。存在しない場合は、自動的に作成されます。指定されていない場合は、コンテナを実行するときのデフォルト値が使用されます。WORKDIRがイメージで指定されていなく、コンソールで指定されていない場合、workingDirはデフォルトで「/」になります。
コマンドとパラメータの使用
docker runコマンドをTencent Kubernetes Engine(TKE)に適応させる方法については、docker runパラメータ適応をご参照ください。
Dockerイメージには、イメージ情報の保存に関連するメタデータがあります。実行コマンドとパラメータが指定されていない場合、コンテナはイメージの作成時に提供されたデフォルトのコマンドとパラメータを実行します。Dockerによってネイティブに定義されるフィールドは、「Entrypoint」と「CMD」です。詳細については、DockerのEntrypoint説明およびCMD説明をご参照ください。
サービスの作成時にコンテナの実行コマンドとパラメータを入力すると、TKEはイメージの構築時のデフォルトのコマンド(すなわち、「Entrypoint」と「CMD」)をオーバーライドします。そのルールは次のとおりです: 説明::
Docker entrypointはTKEコンソールの実行コマンドに対応し、Docker runのCMDパラメータはTKEコンソールの実行パラメータに対応します。複数の実行パラメータがある場合は、TKEの実行パラメータにパラメータを入力する必要があり、各パラメータは別々の行にあります。