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TDMQ for Apache Pulsar(略称TDMQ Pulsar版)は、Apache Pulsarをベースに自社開発したメッセージミドルウェアであり、優れたクラウドネイティブおよびServerless特性を備えています。Pulsarの各コンポーネントおよびコンセプトとの互換性を有し、コンピューティングとストレージの分離、柔軟なスケーリングといった基盤の優位性を備えています。

製品の特徴
強固なデータ整合性

TDMQ Pulsar版はBookKeeperの整合性プロトコルを採用し、強固なデータ整合性を実現します。メッセージデータのバックアップを異なる物理マシンに書き込み、さらに同期的にフラッシュします。ある物理マシンにトラブルが発生した際は、バックエンドのデータレプリケーションメカニズムによってデータを迅速に移行し、ユーザーデータバックアップの可用性を保証します。

高性能かつ低遅延

TDMQ Pulsar版は100万単位のメッセージの生産消費および大量のメッセージ蓄積を効率よくサポートします。単一クラスターのQPSは10万を超え、また消費時間の面でも低遅延を保証する保護メカニズムを備え、業務パフォーマンスのニーズを手軽に満たすための支援を行います。

100万単位のトピック

TDMQ Pulsar版はコンピューティングとストレージのアーキテクチャが分離された設計のため、100万単位のメッセージトピックも簡単にサポートできます。市販の他のMQ製品のように、クラスター全体のパフォーマンスがTopic数の増加によって急激に低下することはありません。

豊富なメッセージタイプ

TDMQ Pulsar版は豊富なメッセージタイプを提供します。標準メッセージ、順序メッセージ(グローバル順序/パーティション順序)、分散型トランザクションメッセージ、タイマーメッセージなどをそろえ、様々な苛酷なシーンで求められるハイレベルな特性のニーズを満たします。

コンシューマー数の制限なし

TDMQ Pulsar版のコンシューマー数はTopicのパーティション数の制限を受けず、かつ一定のアルゴリズムに従って各コンシューマーの消費量のバランスをとっているため、業務ニーズに応じてコンシューマー数をアクティブにすることができます。

隔離管理

テナントごとにTopicに対する隔離を行うメカニズムを提供するとともに、各テナントの生産と消費の速度を正確に管理できるようにすることで、テナント同士が影響し合うことがなく、メッセージの処理においてリソース競合が起きないことを保証します。

ユースケース

毎回の取引注文データは、物品価格決定、発送、ポイント加算、ストリームコンピューティング分析などを含む、数十に及ぶ下流の業務システムによってフォローされており、システムごとにメッセージの処理ロジックが異なり、1つのシステムでそれぞれの関連業務に対応することは不可能です。このような場合に、TDMQ Pulsar版は効率的な非同期通信とアプリケーションデカップリングを実現し、メインサイトの業務の連続性を確保できます。

企業が不定期に実施するマーケティング活動、新製品リリース、ホリデーシーズンのRed Packetプレゼントなどはいずれも、一時的なトラフィックの急増につながり、これらはバックエンドの各アプリケーションシステムにとって非常に大きな試練となります。このような場合に、TDMQ Pulsar版はバッファの役割を担うことができ、上流で急増したリクエストを集中的に収集することで、下流では実際の処理能力に応じてリクエストメッセージを消費することができるようになります。

順序メッセージはビジネスシーンで応用されます。例えばAPPまたはゲーム内での商品購入および配布の過程で、注文作成、支払い、返金などのフローは全て厳密な順序に従って実行され、 先入れ先出し(First In First Out,FIFO)の原理と似ています。TDMQ RocketMQ版は、このような状況に特化して対応する順序メッセージ機能を提供し、メッセージのFIFOを保証します。

複数のデータセンターが存在する場合は、複数のデータセンター間での消費が必要となります。TDMQ Pulsar版なら、データセンター間の同期を非常に便利に実現することができます。

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