CentOSにおけるJava Webのデプロイ

最終更新日:2022-10-19 12:10:53
CentOSにおけるJava Webのデプロイ
最終更新日: 2022-10-19 12:10:53
ここではCentOSシステムにJava Webプロジェクトをデプロイする方法について詳細にご説明します。Tencent Cloudのご利用を開始したばかりの個人ユーザーの方向けの内容となります。
ソフトウェアバージョン
ここで例に挙げる手順で使用するソフトウェアバージョンは次のとおりです。実際の操作の際は、お使いのソフトウェアバージョンに準じてください。
OS：CentOS 7.5
Tomcatバージョン：apache-tomcat-8.5.39
JDKバージョン：JDK 1.8.0_201
JDKのインストール
CLBサービスをご購入後、CVMの詳細ページで【ログイン】をクリックすると、CVMに直接ログインできます。ご自身のユーザー名とパスワードを入力すると、Java Web環境の構築を開始できます。CVMインスタンスの作成方法に関しては、CVM-インスタンスの作成をご参照ください。
JDKのダウンロード
次のコマンドを入力します。
mkdir /usr/java  # javaフォルダを作成する
cd /usr/java     # javaフォルダに移動する
# JDKインストールパッケージをアップロードする（推奨）
WinSCPまたはその他のツールを使用してJDKインストールパッケージを上記のjavaフォルダにアップロードすることを推奨します。その後、インストールパッケージを解凍します。
もしくは
# コマンドを直接使用する（JDKインストールパッケージをアップロードする方法を推奨します）： wgetダウンロードリンクからダウンロードした圧縮パッケージは解凍できません。直接ダウンロードした圧縮パッケージはOracle BSDライセンスをデフォルトで拒否するためです。ご自身のcookieに応じて、https://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/jdk8-downloads-2133151.htmlページでライセンス規約に同意し、ご自身のcookieが含まれるダウンロードリンクを取得してください。
wget --no-check-certificate --no-cookies --header "Cookie: oraclelicense=accept-securebackup-cookie" https://download.oracle.com/otn-pub/java/jdk/8u201-b09/42970487e3af4f5aa5bca3f542482c60/jdk-8u201-linux-x64.tar.gz
# 解凍
chmod +x jdk-8u201-linux-x64.tar.gz
tar -xzvf jdk-8u201-linux-x64.tar.gz
環境変数の設定
1. /etc/profileファイルを開きます。
vi /etc/profile
2. i キーを押して編集モードに進み、このファイルに次の情報を追加します。
# set java environment
export JAVA_HOME=/usr/java/jdk1.8.0_201
export CLASSPATH=$JAVA_HOME/lib/tools.jar:$JAVA_HOME/lib/dt.jar:$JAVA_HOME/lib
export PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH
3. Escキーを押して編集モードを終了し、:wqを入力してファイルを閉じます。
4. 環境変数をロードします。
source /etc/profile
JDKのインストール成否の確認
java -versionコマンドを実行し、JDKのバージョン情報が表示されれば、JDKのインストールに成功しています。
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Tomcatのインストール
Tomcatのダウンロード
次のコマンドを入力します。
# ミラーアドレスは変更される場合があり、Tomcatのバージョンアップも継続的に行われます。ダウンロードリンクが無効になっている場合は、[Tomcat公式サイト](https://tomcat.apache.org/download-80.cgi)で適切なインストールパッケージアドレスを選択してください。
wget http://mirrors.tuna.tsinghua.edu.cn/apache/tomcat/tomcat-8/v8.5.39/bin/apache-tomcat-8.5.39.tar.gz
tar -xzvf apache-tomcat-8.5.39.tar.gz
mv apache-tomcat-8.5.39 /usr/local/tomcat/
/usr/local/tomcat/ディレクトリには次のファイルが含まれます。
bin：スクリプトファイルです。Tomcatサービススクリプトの起動と終了が含まれます。
conf：各種グローバル設定ファイルです。このうち最も重要なものはserver.xmlとweb.xmlです。
webapps：Tomcatの主なWebリリースディレクトリです。デフォルトではWebアプリケーションファイルはこのディレクトリに保存されます。
logs：Tomcat実行時のログファイルを保存します。
ご注意：
ダウンロードリンクが無効になっている場合は、Tomcat公式サイトの最新のダウンロードリンクに切り替えてください。
ユーザーの追加
# 一般ユーザーwwwを追加してTomcatを実行
useradd www
# ウェブサイトルートディレクトリの作成
mkdir -p /data/wwwroot/default
# デプロイしたいJava WebプロジェクトファイルのWARパッケージをウェブサイトルートディレクトリ下にアップロードします。その後、ウェブサイトルートディレクトリ下のファイルの権限をwwwに変更します。この例ではウェブサイトルートディレクトリ下にTomcatテストページを直接新規作成します。
echo Hello Tomcat! > /data/wwwroot/default/index.jsp
chown -R www.www /data/wwwroot
JVMメモリパラメータの設定
1. /usr/local/tomcat/bin/setenv.shスクリプトファイルを作成します。
vi /usr/local/tomcat/bin/setenv.sh
2. i キーを押して編集モードに進み、次の内容を追加します。
JAVA_OPTS='-Djava.security.egd=file:/dev/./urandom -server -Xms256m -Xmx496m -Dfile.encoding=UTF-8'
3. Escキーを押して編集モードを終了し、:wqを入力して保存し、編集を終了します。
server.xmlの設定
1. /usr/local/tomcat/conf/ディレクトリに切り替えます。
cd /usr/local/tomcat/conf/
2. server.xmlファイルをバックアップします。
mv server.xml server_default.xml
3. 新しいserver.xmlファイルを作成します。
vi server.xml
4. i キーを押して編集モードに進み、次の内容を追加します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<Server port="8006" shutdown="SHUTDOWN">
<Listener className="org.apache.catalina.core.JreMemoryLeakPreventionListener"/>
<Listener className="org.apache.catalina.mbeans.GlobalResourcesLifecycleListener"/>
<Listener className="org.apache.catalina.core.ThreadLocalLeakPreventionListener"/>
<Listener className="org.apache.catalina.core.AprLifecycleListener"/>
<GlobalNamingResources>
<Resource name="UserDatabase" auth="Container"
 type="org.apache.catalina.UserDatabase"
 description="User database that can be updated and saved"
 factory="org.apache.catalina.users.MemoryUserDatabaseFactory"
 pathname="conf/tomcat-users.xml"/>
</GlobalNamingResources>
<Service name="Catalina">
<Connector port="8080"
 protocol="HTTP/1.1"
 connectionTimeout="20000"
 redirectPort="8443"
 maxThreads="1000"
 minSpareThreads="20"
 acceptCount="1000"
 maxHttpHeaderSize="65536"
 debug="0"
 disableUploadTimeout="true"
 useBodyEncodingForURI="true"
 enableLookups="false"
 URIEncoding="UTF-8"/>
<Engine name="Catalina" defaultHost="localhost">
<Realm className="org.apache.catalina.realm.LockOutRealm">
<Realm className="org.apache.catalina.realm.UserDatabaseRealm"
  resourceName="UserDatabase"/>
</Realm>
<Host name="localhost" appBase="/data/wwwroot/default" unpackWARs="true" autoDeploy="true">
<Context path="" docBase="/data/wwwroot/default" debug="0" reloadable="false" crossContext="true"/>
<Valve className="org.apache.catalina.valves.AccessLogValve" directory="logs"
prefix="localhost_access_log." suffix=".txt" pattern="%h %l %u %t &quot;%r&quot; %s %b" />
</Host>
</Engine>
</Service>
</Server>
5. Escキーを押して編集モードを終了し、:wqを入力して保存し、編集を終了します。
Tomcatの起動
方法1
Tomcatサーバーのbinディレクトリに進み、./startup.shコマンドを実行してTomcatサーバーを起動します。
cd /usr/local/tomcat/bin
./startup.sh
実行結果は次のとおりです。
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方法2
1. クイックスタートを設定すると、service tomcat startによってどこででもTomcatを起動することができます。
wget https://github.com/lj2007331/oneinstack/raw/master/init.d/Tomcat-init
mv Tomcat-init /etc/init.d/tomcat
chmod +x /etc/init.d/tomcat
2. 次のコマンドを実行し、起動スクリプトJAVA_HOMEを設定します。
sed -i 's@^export JAVA_HOME=.*@export JAVA_HOME=/usr/java/jdk1.8.0_201@' /etc/init.d/tomcat
3. 自動起動を設定します。
chkconfig --add tomcat
chkconfig tomcat on
4. Tomcatを起動します。
# Tomcatの起動
service tomcat start
# Tomcatの実行ステータスの確認
service tomcat status
# Tomcatの終了
service tomcat stop
実行結果は次のとおりです。
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5. 権限がないと表示された場合は、rootユーザーに切り替えて権限の変更を行ってください。
cd /usr/local
chmod -R 777 tomcat
6. ブラウザのアドレスバーにhttp://パブリックIP:ポート（ポートはserver.xmlで設定したconnector portです）を入力してアクセスします。以下のページが表示された場合、インストールは成功です。
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セキュリティグループの設定
アクセスできない場合は、セキュリティグループをチェックしてください。上の例ではserver.xmlのconnector portが8080なので、対応するCVMにバインドしたセキュリティグループ上でTCP:8080を許可する必要があります。
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